先日オンラインでリス☆カンに参加ささていただきました。
「リス☆カン」とは、ロールプレイを中心とした療養指導のトレーニングセミナーです。患者役、指導士役、観察者役をそれぞれ交互に行い、他者から自分の療養指導に対するフィードバックをもらうことによって、①自身の医学的知識やコミュニケーションスキルを確認し、②療養指導に対する自身の新たな「気づき」や「自信」を得ることを目指す実践形式の企画です。
毎日たくさんの糖尿病患者さんとお話させていただく中で、自分の療養指導を客観的に見直せるとてもよい機会になりました。
その中で印象に残っていることは、患者さんの行動変容をあせらないことです。
月に1度の受診で限られた時間の中での療養指導のため、食事や運動の話をしてしまいがちです。この1ヶ月の生活はどうたったか、食べ過ぎていないか、運動は継続できているか、、、たくさんの質問をしているなと感じました。
まずは、患者さん自身が仕事や家庭でのさまざまな役割を果たしながら、自分なりに糖尿病に向き合っている、食事や運動に取り組んでいるということに寄り添っていきたいなと改めて思いました。
一方的に情報を伝えるのではなく、年齢・仕事・家庭等々個別性を重視して、信頼関係を構築していく必要性を感じました。
自分の指導の傾向を知り、私自身も一緒にステップアップしていきたいと感じました。
(看護師 武田)